黄体ホルモンと基礎体温

女性には元々子どもを産む為の機能があり、そこには二つのホルモンが関係していると言われています。
それが黄体ホルモンと卵胞ホルモンです。
この二つのホルモンは女性の生殖器である卵巣から分泌されています。
また黄体ホルモンにおいては基礎体温が上がる機能があるので、基礎体温を知る事は様々な利点もあると言われています。

基礎体温とは安静な状態での体温です。
基礎体温を知る事で自分の生理や排卵のリズムを知る事が可能となります。
一般的に基礎体温が上がる状態の時は黄体ホルモンが関与しており、この時期は高温期とも呼ばれています。
体温が上がっている時は体が妊娠を補助する状態となっており、妊娠をした時は高温期が一定の間継続します。
しかし妊娠をしなかった場合は再び体温が下がり生理が繰り返されるようになります。

基礎体温は妊娠の有無だけではなく普段の体の状態を把握する上でも大切です。
黄体ホルモンは体内の水分を保持したり食欲を増進させる働きもあります。
ですからこのホルモンの分泌が多くなっている時期は、様々な体の不調も出やすいと言われています。
一般的に多いとされている症状はむくみや肌のトラブル、精神的な不安定といった状態です。

基礎体温を知る事で自分の身体や精神状態を把握できる可能性が高くなると言われています。

子宮内膜と黄体ホルモン

子宮内膜とは、子宮の内部にある膜のことです。
黄体ホルモンが分泌されることで、徐々に厚みが増えていきます。
妊娠すると、黄体ホルモンが分泌され続けることになるので、子宮内膜はどんどん分厚くなっていきます。
この厚みにより、胎児は衝撃などから守られつつ、安全に育つことができるようになるのです。

妊娠していない場合には、排卵期をピークに黄体ホルモンの分泌量は減っていきます。
すると子宮内膜は徐々に厚みを失っていき、やがて機能を維持することができなくなり、自然にはがれていきます。
はがれた子宮内膜は、子宮口から体外に排出されます。
この時、血液も一種に流れ出ることになります。
これが月経なのです。

子宮内膜は、月経後に再び作られ始めます。
そして排卵期まで成長し、その後再び機能を失ってはがれます。
女性の体は、これを繰り返しているのです。

また、はがれるはずの子宮内膜が、子宮内に残ったり卵巣に入り込んだりすることがあります。
これが蓄積されると、子宮内膜症になります。
子宮内膜症になると、性交渉の際に痛みが生じたり、月経痛がひどくなったり、不正出血が起こったりします。
不妊の原因となることもあるので、早めの治療が必要となります。

アフターピルによる出血理由

性行為の際の避妊に失敗した場合に緊急的に使用するものがアフターピルと呼ばれるものです。
避妊効果は完全であるとは言えませんが、正しく服用することによって高い効果を期待することが出来ます。

正しく避妊することが出来たか否かは出血があるかどうかにより判断することが出来ます。
アフターピルを服用することにより、早い人では服用後数日で出血がみられます。
この際の出血理由は、女性ホルモンを調整し、子宮内膜を剥がしすことにより妊娠を防ぐためです。
この出血のことを消退出血といいますが、出血量は排卵日により左右されます。
排卵日の直前に服用した場合には、出血量が少なく、逆に排卵日から日数が経過している場合には通常の月経と同量程度の出血が見られます。
また、通常の月経が終わったばかりであるという場合には出血が見られないという場合があります。

服用から3週間を経過しても出血が見られないという場合には、妊娠検査を実施することをオススメします。

また、アフターピルの服用後3日以内に出血が見られた場合には、病気の可能性もありますので、心配であれば専門医を受診するようにしましょう。

避妊に失敗したとしても、続けてアフターピルを服用することはさけましょう。